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日本酒感想日誌

千徳(純米酒&吟醸はなかぐら)

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というわけで宮崎県唯一の日本酒専門蔵、千徳酒造から2本。
まあ宮崎と言っても延岡なので北のほうではあり、このあたりと熊本市、阿蘇あたりのラインが日本酒の最南端ってことですね。
熊本も南部になればそれこそ球磨焼酎になっちゃうし。

蔵元が通販してくれるので直送、8月出荷ですがどの程度のコンディションなのかは不明です。
あとこのクソ暑い中常温で送られてきました、火入れなので2日程度でぶっ壊れるということはないとは思いますが。

左は磨き60の純米酒で、県産米としか書いてありません。
昔は山田錦使用と書いてあったみたいなのですが今はどうなってるんでしょう。
山田錦とはなかぐらと書いてあるサイトもありました。

右ははなかぐらとなっているのですが、こちらは流石にはなかぐらメインなんでしょう。
磨きは60でアル添の吟醸スペックのようです。






・純米酒

静かなお酒ですね。
含んだ時に火入れっぽいような、あるいはお米っぽいような香りが極々穏やかに。
その中にほんの少し独特の、あくまでお米の香りレベルの中での華やかさを感じるような気がします。

やはり良いのは立体感を感じることで、じんわりとドライな感じが立体的に舞い上がる。
ミネラル感というのはちょっと違う気もしますが、これがあるので凄く良いです。
そのへんの凡百のカプ酒なんかよりよっぽどいい。

注意深く含むと、あくまで普通酒の延長レベルで軽めに酸味、一方で甘みもじんわり。
ここにやや火入れっぽいクセみたいなのもごく微量にあるかと思わせつつそうでもないような、微妙にニュアンスがあるような。
スッキリもしつつ、キレって程ではないけどじわっと盛り上がって、仄かに味も残しつつ。



・はなかぐら

むっ。
これは少し熟成っぽさが出ているんだけど、それがある種の華やかにもなっているか。
飲めないレベルではないが、これを昔のお酒として嫌う飲み手が今の日本酒シーンには多いだろう。
やや水っぽくすっきりしたところにそれで味をつけてるというような。

この微妙なニュアンスがどこまでお米由来なのは不明だけどちょっと面白いと思うんだよなー。
尾鈴山の山翡翠t一緒に飲んでみるとよりわかるかもしれない。



▽総評
わざわざ取り寄せる、わざわざ宮崎の日本酒を飲む。
そこまでの圧倒的魅力があるかは別として、お酒の質としては悪くないと思う。
どうしても首都圏のマニアに好まれるような酒屋で売る銘柄ではないので、そこの至らなさみたいなのはあるかもしれないけど、へぼい流行酒よりもよほど本質的ではあるともう。

今飲むなら純米酒のほうだろう。
モダンともいえるような酸味も感じて綺麗に響くようなところがあり、その中に仄かな甘さとニュアンス、立体感がある。
すこーし熟成っぽさもあるのかもしれないが8月だし、もしかしたら『はなかぐら』の効果もあるかもしれない。
なんだろうなあ、少し水っぽく酸味がある中にほんの少し微妙に華やかなニュアンスがあって、それが南方のお米をイメージさせるんですよ。
なんつーのかな、ちょっと泡盛みたいなね。だからインディカ米(タイ米)で日本酒造ったらどうなるんだろうとか。
もう少し寝かせても面白いかもしれない。
よーく飲むと全然違う気もするけど、一瞬松の司の何でもない低ランクの火入のお酒なんかもイメージした。

特徴もあってなかなか面白い。
宮崎でこの銘柄がやっていけてること自体が、しっかりしたものをつくっていることの証だろう。
このお酒の特徴をうまく拾って膨らませるような方法を提案できる編集者やプロデューサー的な酒屋がいれば、もっともっと面白くなるかもね。





2 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2020.08.16 19:20 | | # [edit]
日誌係 says..."Re: 〇〇モンさん"

ごめんなさい、遅くなっちゃいました。

なかなかレアなお酒ですよね~スーパーで買ったのはダメでしたかw
今っぽいお酒でないかもしれないですが、面白いところはあるので嫌いではないんですよね。
頑張ってほしいです。

ほー酒屋さんですか、メモしておきます。
延岡は行ったことが無いので、行ってみたいですね!
知らない街に行って酒屋に行くのが趣味なんです(笑)



2020.08.24 11:48 | URL | #- [edit]

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