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日本酒感想日誌

【1427】松の司 純米大吟醸 Matsu 2018

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これ海外向けかなんかなのか?
商品一覧にも載ってないし売ってる店も限られてますよねえ。
特A山田錦の磨き30で、2018BYか。
箱捨てちゃったから出荷がわからん。





いいぞ~さすがでござる。
まだ少し冷えすぎなので何とも言えないけど。

かなりとろみがあるが、そんなに甘みやカプ全開というお酒ではないない、ちょうどよく少々というところ。
そしてそこからのキレ感。
あれ、あれは記事上げてないんだっけ、昨年末の愛山山田の2本セットSP酒てきな味わいですね。
この蔵のハイクラスだとアルティマスとかわりと香りを強くしたものも多いいんだけど、これくらいが一番バランスがいい。


甘みはそこそこ。
どちらかというとミルキーな味わいがたっぷり目でこれだけだとしつこいくらいなんだけど、そこからの甘やかさも感じさせるようなミネラル感の立ち上がりっすね~。
このミルキー感と適切な甘みとミネラル感の味わいは、そんに他にたくさんあるわけではないけど、日本酒としては最上級のものの1つの形。
滑らかさとか液体としての厚み、酸味の確度なども味わうに値する。
酸味もけっこういい具合なんだよね。
まだ寝かせてもいいだろうな、もう少し熟成感が出ても楽しいと思う。


さすがに2万するので超おすすめとかそういうわけではないですが、妥当なお値段だと思います。
願わくばこういう味わいのお酒がたくさんあって、その中でもっと細かい出来不出来を語れるような世界であれば良いと思いますが、残念ながらかなり本数が限られてしまうというのが現状。


いやいや素晴らしいな。
意外と涼やかで爽やか、凛としたような酸味も感じるじゃあないか。
それも少しセクシーさというか艶や気品もありますよね、ある種のお香のようなセクシーさ。
そして程よい甘やかさと、味わいとキレと。

味わいもタイミングによってはミルキーさはさほど感じさせず少しラムネっぽいような香味を感じさせたり。
それでもススっとはやく流れるというよりは、口内にとどめておこうと思えばいつまでとどめて置け、厚みや弾力のある味わいの強いお酒。
かなりスローで密度感もあるテンポなので、もう少し鋭くザっと切れてもいいと思うんだけど、これくらいでも良い。
ズバッと切れるというよりはゆっくり立ち上がってくる。

いつも褒めてばっかりで申し訳ないんだけどやっぱり松の司は別格。
こういうのが美味しいお酒だってわかってることがもう貴重なんだけど、その上でじゃあブルーのような表現とか、あるいはアビスや甕のような表現もできる蔵は他に無い。
それでこういう王道のお酒を造って正しく王道で素晴らしく美味。

これがタイユヴァンのワインショップで売ってるプリウールのコンベットやダモワのクロドベーズと並べて何の遜色があるか。
ということは本家のレストランのほうでこれを出しても別に何の遜色もないということだ(たぶん)。
じゃあ磨き1パーだから10万ですという楯の川のアホとか、黒龍の謎オークションで10万ですとかいうのはただのバカだけど、きちんとした日本酒なら2、3万の1級くらいの価値はまっとうにある。
5万10万のグランクリュはなんとも言えませんが。
ただし先ほど言ったようにこのクラスが何百本もあるのと、10本くらいしかないのがワインと日本酒の違い。


2日目。
いいね~。
味わいが強くて、けっこう甘み、甘じょっぱさも感じる。
そこにいかにも特A山田なミネラルっぽさが鼻に抜けてと。
そのあとにさらに含んでみれば、爽やかさや酸味、仄かな渋み、ミルキーなニュアンスなども感じ取れる。
美味いっす。
まだ寝かせても全然平気かなー。
価格もあるし松の司なので、神!とはならないかもしれないけどこの価格でも不満なし。

あえて言えばあれだな、これが海外向けで国内で売ってないってのは舐められてるというか、そんなもんだと思われてんでしょう。
残念ながら。








4 Comments

みりん says...""
こんにちは

このお酒もとても良さそうですね。
松の司は個人的には最近よくなっている認識で(と言っても20年位前から良い酒があり、少し注目はしていましたが)、どうも以前の上級酒が香り系という印象を引きずってしまっているのか高額系はほぼ飲んでいなかったりします。
ところが、若い友人と飲む予定のお酒を探している時に、行きつけの酒屋さんの一つの店頭でたまたまアルティマスを見かけ、以前からの日誌係さんの松の司への高評価にも後を押され、少し香りがあっても悪くない範囲だろうと予想しつつ購入してみたところでした(;^_^A
今晩飲む予定なので、また飲んでみたら感想でも追記させて頂こうと思います。
2020.08.25 16:41 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"

おっしゃる通り上級はまだ香り系なんですよね~。

アゾラ35は全く違いますが、アルティマス、黒、陶酔の3本は香り系で差別化できていないです。
昨年末にごく少数SPで出した純大がこのMATSUと同じような味わいでしたし、はせがわで出してる愛山21もこっち系だった記憶なので、蔵元もこの味わいを商品化したいとは考えているんだと思います。
今後に期待ですね。

アルティマスも香ることさえ考慮に入れていれば、良くできた多くの人が想像する大吟醸というか、ハレのお酒なのでそう外さないと思います。
感想お待ちしております。






2020.08.26 15:32 | URL | #- [edit]
みりん says..."ほぼ想像通りでした"
アルティマスは以前の黒ラベルから想像していた通りの方向性で、想定内の品質でした。まあ、悪くないと言えばそうなんですが、これならアゾラやブルーラベルの方向性の方が好きですし、香りがあるラインでも黒ラベル・渡船の方が好みだと感じました。
少し調べてみたら、鑑評会にも渡船仕込みで出していたりするようですね。山田錦も地元の山田でもっと攻めていって欲しいですし、渡船も上手なのですから、こうした地元米で深みのあるエレガントさを表現して欲しいです。

ちなみに、抑えで準備していた八鹿の斗瓶囲い大吟醸原酒(熊本酵母使用なので香りプンプンではありません)の3年熟成酒や醴泉の蘭奢待の方が好ましい風味でしたし、これらの方が日誌係さんの好みではないかとも思われました。
2020.08.27 18:55 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: ほぼ想像通りでした"

あちゃ~やっぱりそうなりましたか。

かなり香るんですよねえ、そういう需要があるからなんでしょうが……。

わざわざご報告ありがとうございます!!

2020.08.28 20:42 | URL | #- [edit]

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