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日本酒感想日誌

【1454】金鶴 本醸造

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佐渡に行ったときにカップ酒で飲んだのはこの本醸造だったか、それとも普通酒だったか……。
今日は気楽に常温&お燗ですこし。





新潟の本醸造とか言うと端麗辛口と馬鹿の一つ覚えでいいますが、まったくそんなことは無いよねというお酒でむしろ芳醇です。
端麗辛口というのも元来けっしてそれだけなんではなくて、いいお酒に必要な要素を抜き出したら曲解されただけなんじゃないかと最近は思う。

それはさておき。
軽くとろみがあり滑らか。
ほんのりとナチュラルな甘さがあるのだが、炊いたお米に加えてバニラっぽさもある。
酸味もきれいに入って、甘みなんかとの相乗効果で味わいが膨らむし、ともするとほんの少し果物も感じるような。
円くふくよかで、痩せているなどとは感じさせない。
少し塩味なども感じさせて甘じょっぱかったりもしつつ、ほんの少し辛味のキレ。
奥のほうに少しパウダリーなクリーミィさみたいなものもあるかな。
火入の失敗したような香味とか、変な熟成感は全く感じないといってよい。


濃いとは言わないけれど、ただのスッキリしたお酒では全くないと思います。
普通にうまいし、必ずお燗をみたいなお酒でも無くて、軽く冷やしても常温でもキチンと旨い。
これ1升2000円は安すぎるよな~しかも4合があって税込み937円とかほんとヤバい、3桁はないよw


お燗。
派手に膨らむお酒ではないけど、温めくらいでかえって潤いを感じるような。
少し甘い中に仄かに穀物味や粉っぽいクリーミィさ、酸味に極小で金気のような収斂性。
お燗をつけると若干さっぱりしすぎちゃうかな。

あまりにも甘くて香りが良いものに毒されすぎてると、こういうものの旨さがわからなくなるんだろうな。
ジャンクフードの食いすぎ。
これ単体でパンチがあるようなお酒ではないけど、常温で飲めば別にお酒とちょっとした珍味で満足できるくらいのしっかりした味わいがあるけどな。

しかしこれ937円は無いわ~杉錦の天保十三年とか、こういうお酒があるのは凄いね。
もっと取ってほしいなとも思いつつ、酒造業ってかなり優遇されてるので、地元で売れてりゃこれくらいでもやっていけちゃうんでしょうね。
逆に大したことない酒を都内で捌けてる蔵は儲かってるんだろうな~それで売れるから勘違い発言かましたりするとこが増えちゃうんだろう。
ローカリズムとか非効率が絶対だとは思わないけど、日本酒ファンはそういうのにもっとフォーカスして、お金を払わないとね。
あまり人のことは言えないけど、最近の状況は工業製品飲んでるのと変わらんよ。

少しほめ過ぎたかな?
でも本当にこの蔵は良いと思うな。


4日目くらい。
うん、開けて常温でほっといても悪くなる感じは無いですよね。
ふっくらしていて程よい甘みが心地よく、キレイだけど薄いわけでなくある程度のボディがある。
端麗、あるいはスリムというよりはある程度の幅や重み手触りがある。
デイリーな晩酌酒としては最高。
本醸造の粗さみたいなものも少ないし、火入れとかで嫌な感じもしない。



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