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日本酒感想日誌

【1457】松の司 純米大吟醸 竜王山田錦 駕輿丁 2019BY

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今年ラストの4種目です。
駕輿丁(かよちょう)。
山田錦の王道は粘土層、らしくてここのお米だけは兵庫のものに近いんだそうです。
この地区だけ粘土層が隆起してるとか。それで味が違うんだから面白いですね。

水分や肥料の持ち良い粘土質土壌の駕輿丁で育った山田錦は、生育ストレスが少なく、柔らかでしっかりとした重量感が特徴です。その質感を活かし、味の密度とボリューム感のある酒に仕上がりました。リッチで丸く膨らみのある味わいをお楽しみ下さい。



蔵の少し南、細い川に挟まれたこの地区は後背湿地で細粒な粘土質の土壌。黒く粘り気のある粘土は水や肥料を長い時間保持することから、ふくよかで柔らかく詰まった質感の米が育つ。








不思議だねえ。
最終的なところは数日経過、あるいは熟成しないとわからないけど。

最初の含んだ感じの味は寧ろさっぱりライトでそっけないんですが、そのそっけなさが広がりのイメージ的に柔らかいというか、少しタッチが違う。
寧ろ軽快な瑞々しさを感じ、酸味も甘みも控えめでかつ柔らかい。
この柔らかさをもってふっくらリッチということなんだろうか。だとするとまだまだこれからなんだろう。
密度と言ってもしっとりとしたイメージ。

たしかに、重量感、流れるスピードの遅さみたいなのは感じてくるかもしれない。
味が多いとかじゃなくてね。
その上でもちろんキレ感は素晴らしく、嚥下した後の余韻まで、少し金気というよりも石灰系みたいなイメージ。

この辺の微妙なイメージをはっきりさせるのにはいい例かもな。
味は出てないんだけど、質感としてふっくら。
ともすると表層はいい具合にカチッと硬めで、程よくパウダリーというか、もう一回り大きめの粒子でカチッと整って、その上で内部に秘めた豊かさみたいな。
硬いなかで極小でメロンのようなニュアンス感もあるかな、あくまで極小のニュアンス感レベル。


なんだろうな、変な要素がない。
なにか余計にどこかか出ているみたいなことが無くて、たたずまいが自然でフラット。
それでいて安定感はしっかりしていて、派手な服を着せても着こなしちゃうような。


現時点ではさっぱりしていて欠点のないようなお酒なので、少しそっけないくらいのお酒が良いかなあという時に。
ただ弓削なんか3日目がかなり開いたので、これがどうなるかはわからない。
でも何か1つ買って家に置いておくならこれかなって感じもするし、変な装飾なしに松の司らしい雰囲気が出てるのかな。
良い素材のキャンパスとでもいうのか、失敗しない、王道……やっぱりこれなのかという気もしないでもないです。

きちんとに見比べたらまた全然わからないですけどね~。
でも結局これが一番最後でもまだまだ全然味も乗ってなかったりするのはそういうことなんだろうな。
間違いなく美味いです。ひとつ前にやったSP雫と比べるとやっぱり出来が歴然な感じはする。松の司ですと言って出せるのはこれで、磨きとかっていうのは関係ないんですよね。あくまでも1つの要素というか。酵母だってそりゃ関係なくはないけど、ここまでちゃんと造って来たら14も7も9も6も大差ないだろうし。それよりも造り手のイメージかな。

これが一番自然なとろみ感とか出て、いい具合に枯れて仕上がりそう。
生もと純米甕のイメージがある。





1日あけて3日目。
弓削と全然違うんですよね~。
落ち着きと、各要素の一体感?
やはり寝かせて良さそうなのかこれかな、純米の生もと甕っぽさを感じる。

もちろん甘さやフレッシュさもまだあるんだけど。
落ち着き、少し掠れた様なスモーキーというといいすぎだけどそんなイメージ。いやこれはキレの香りかな。
少し球の大きさを抑制された中で、しっかりと密度感。
開いていく過程に、長期の熟成のたどる先がきちんとイメージできる。
今後凄みが出てきそうなのは断然これ。

味が強いんではなくて、根本は静かなんだけど重層的で、かつ一体感をもって円く。
酸、粉っぽさやクリーミィさ、純米的なコクとか。





















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