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日本酒感想日誌

【1501】白老 辛口特別純米 五百万石 槽場直汲み 2020BY

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2日、3日は休んでました。
いつも良い酒飲んでるので正月なんて関係ないし、むしろ正月くらいは休もうかと。

白老の2020BYです。
火災の件は皆さんご存知でしょうが、その生き残りということでしょうか。
その後どうなってるのかわからないですけど、白老は比較的早い時期から応援していた蔵なので、早くいい方向に進むと良いなあと思っています。

今回は五百万石の直汲みを選びました。
南砺が嬉しい五百万石。
スペック的には相当な辛口、酸もあるしアミノ酸もあるという数字。






やっぱりここの直汲みはいいねえ、それで寝かせてもいいから素晴らしい。
確かに辛い、辛いがドライな風合いが気持ちよくスカッとした爽快なヌケ感だ。

それでいて別に酸っぱいわけでもないし、かといって味わいがうるさいというわけでもないんだよなあ。
適度なボリューム感が厚みのあるタッチで、うっすらとバナナかバニラアイスかというような甘やかさ。
旨味感はまだまだ未成熟だが、伸びやかさやふくらみがあり、一方でドライな旨味もある。

酸味がそんなに強く表に出てこないんだけど、仕事してるんだろうな~というクリアさや透明感。
ドライな辛口感の中でスッと綺麗な印象もあるので、キレ感が爽やかなんだろう。

すこし辛め、ドライめですが安定の白老直汲み味。
例えていうと、お燗系の銘柄の完全発酵みたいな、そういう造りなんでしょうね。だから寝かせても美味しい酒質。
そのなかで直汲みらしいピチピチとした炭酸感が心地よく、それとほんの少しのニュアンスで、物足りなくないレベルで飲めると。
ちゃんと甘さや旨味、ボディ、やらかさもあるんだよなあ。
おっ、ブドウのニュアンスも出てきたぞ。イソアミルからのマスクメロンも。

愛知県の中でいえば、米宗とかが近いんでしょうが、あの県は多彩なので、一つこういう文化があるんでしょうね。
こういうのがほんとのテロワールだと思いますよ。
畑で違うってのは面白いけど、日本酒蔵(ファン)の『テロワール』の理解ってちょっと曲解してる感じはあると思うの。マニア的には面白いけど、まだ畑でどうこういうほど日本酒の文化は深まってない。
大事なのは畑で味が違うことじゃないくて、知多の味とか、会津の味とか、そういう地域の味をはっきり確定させて共有することと、その味をつくる自然とか文化に対して尊崇の念を抱くこと。
ブルゴーニュとか飲むとジュヴレ・シャンベルタンとシャンボールミュジニーじゃ本当に味が違うし、それが全世界のワインラヴァー全員がわかってるからこそ、より細かい畑違いの話になるんです。

若水のほうがもう少しジューシーに、より一般的に楽しめるのかもしれませんけどね。
でももうその辺の感覚も良くわからないんだよね。
金鶴のしぼりたてがあんなに歓迎されると思っていなかったので、やっぱりちゃんといいお酒なら別に華やかじゃなくても受け入れられる気運が醸成されてきたんだろうな。
金鶴の記事でも書きましたけど、これなんか感じ的には似ていて、海の潮風を感じるような。
魚介に合うし、味付け的にはシンプルに少し塩辛く?
でもこのスカッとしたキレなので脂、肉、中華……そんなものでも十二分に行けるでしょう。

本来食文化に合わせるなら東北の海岸沿いはこういう味わいになるんだと思うけどね~ただ東北は昔は酒どころではなかったわけなので、今の秋田とか福島とかそんな感じになっちゃうんでしょうかね。
そういう意味でいうと東北を語るなら、山と海でメリハリついてそうな山形と宮城のお酒をまず飲むべきかなと。
秋田と福島はちょっと商売に走りすぎ。






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