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日本酒感想日誌

【1531】七本鎗 木ノ環 木桶仕込 生原酒 2020BY

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七本槍が木桶はじめたみたいです。
こっち系の七本槍(琥刻とか無有とか)は良い印象があり、さっそく買ってきました。
本数少ないのか売り切れてるとこもありますね。その代わり第二弾として生もとのがさっそく出てましたけど。

これは速醸、生原酒です。
玉栄60の純米で9号。





良いじゃないですか。
なんか普段使ってない麹で甘めの仕上がりとか言ってたけど、確かに少し甘め。
その分わりと広くウケると思います。この時期に出すのにガチで作られても味気なくなっちゃうしね。

とはいえそんなに行き過ぎたものでもなく、芯にはスイっと綺麗さドライさ酸味なんかもあります。
はんなり優しく、ちょっとミルキーさ、春の陽気にマッチするような味わい。
適度な木の香りがあると、僕は程よく甘やかでカラフルに感じて好きなんですが、ちょうどそんな感じ。
ほんの少しスーッとしたものも出つつ、少し終盤は木の渋みなのかは知らんけど、収斂性が強めのフィニッシュかな。
でもビッとした感じが良いですね、さすが。

少し香ばしいような香りもして、僕は一瞬チョコっぽいようなイメージも持ちました。
程よい甘さに、自然なレベルでの華やかさや酸味がカカオっぽいみたいなね。

潤いもありつつミルキーめの滑らかなテクスチャから入って、瑞々しさやキリっと感のある酸味、最後はややドライでソリッドにビシッと。
でもその中にも優しい甘やかさが漂ってる。ちょっとメロン系だけどほんのり木。
何回含んでいっても美味しい。
タニックさ、粉っぽさ、クリーミィさ……懐があるなあ。


いやあ良い出来。
甘やかさもありつつの酸味とかドライな感じとかたまらんな。
生もともいっちゃいたいところだけど、次は火入れかな。
その前に琥刻とか、それ以外でももう少しやりたい蔵です。

流行りっぽいような商品に見えるかもしれないけどちゃんと地に足がついていて、それは例えばさらっとお米がちゃんと出自のしっかりしたものだったりするところからも見て取れる。
琥刻とかだってぽっと思いつきでできるようなシリーズではない。
そして明確に実力がある蔵です。

去年飲んだ無有なんかも好印象だったんですけど、その時も同じこと書いてて。
新政っぽくて新政より上手な蔵。
お酒の味わいは置いといて、コンセプトととか取り組みは佐藤さんほんと凄いと思うんだけど。
そういう路線も継承しつつ、本当に酒造りが上手な蔵はこの蔵かもね。
新政も久々に飲んでみっかな。

2日目。
???
どうした、いや天下錦のあとだからなのか。
悪くは全然ないけどちょっとぼんやり。
いやまったりはんなり、ともすれば少し熟成系みたいな雰囲気。
甘さ、木のニュアンス……酸だってあるんだけどメローなのか。

へー。
いや全然問題はないんですが、味わいの構成要素としてそんなに遠いと思っていなかったけど、ここまで明確に雰囲気が違うんだなあと。
人間の感じ方っていうのは面白いですね。
こういうのを飲むと成分名だしてあれがーとか言ってる奴ってバカなんだろなあと思う。
フォーカスしすぎというかね。工業製品の品質管理とかなら向いてるのかもしれないけど、クラフト系のアート作品の評価には向いてないから死んだ方が良いと思う。





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