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日本酒感想日誌

シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ2001 ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

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特級ミュジニーで樹齢が25年に満たない若樹をデクラッセしてプルミエ・クリュとして出してるもの。
なので畑名のない1erという表記になっています。

特級ミュジニーの7割を所有するような大変歴史のある蔵で、オーナーのお貴族サマは当然造りに関与していません。
うらやましい。




流石に香りますね。
少しザっと黒い感じにが少し紅茶系で妖艶さも。
スパイスや革とかアーシーな感じもあるでしょうか。
もちろんフルーツ感もあって、最初は一瞬梅も出たけど、それより赤紫で煮詰めた感じが強いかも?

あーこれはなんか泥臭いとかウナギが合うとか言ってたのわかるな。
ただこれは僕は好きですよ、やっぱ凄いですね!!

ちょっと紅茶的な感じにさらに黒いのがあって、ちょっと謎めいた様な雰囲気も感じます。
で重心低め重めで味わいもたっぷりめなんだけど、さすがにミネラル感のヌケはいいなあ。
甘露さや一体感、重厚さ……わかりやすいようでその先に何があるのか?
いや若木だしそういうこといいから素直に美味しいで良いかとも思いつつ、やっぱり重々しくダークな感じはありますね。
一方で酸味とかも全然元気で綺麗だったりもするんだけど。
ヴォーヌロマネとも違うしジュヴレとも違う、やっぱ何となくボンヌマールとかのほうが近そう。
個人的にはしっかり味わえばかなり個性的な気はします。

エキスがとかいうことではなく要素味わいはたっぷり。
甘やかさはダークフルーツを煮詰めたような感じもあれば、一方でキュートなチェリーとかオレンジもある。
かなりいろんや要素が入れ代わり立ち代わり、挙げだすとキリがない。
フレッシュな花束もあるけど、一方ですこしキーマンかラプサンス―チョンっぽいような紅茶感とか、ともすると醤油。みたらし系。スモーキー。
ほんのりと温かなスパイス。
でも花束がぶわっと鮮やかに香る感じじゃないんですね、そこはハッキリ。
重い感じでズーンと響きがあるんですけど、それがみたらし感とか、ウナギとマリア―ジュだとか相性が良すぎてポジティブに感じ過ぎちゃう。
単体で飲んでこの深淵にあるのは何だろうという思考が欲しい気もする。



シルキーさ、しなやかなタンニン感は文句なしで十分飲み頃と言えるくらいこなれてます。
飲み頃だとは思うけど枯れるとか味が飛ぶなんてそんな感覚はかけらもなくて、酸味なんかも申し分ないし、ミネラル感もお見事。
本当に美味いんでなにも考えなければグビグビ行ってしまう。
でもその奥をちゃんと考えましょうということなんでしょう。

まだ、今一つその識者の言うミュジニーのわかりにくさみたいなのがピンと来ない、感性がついていかない。
わりとわかりやすくジャミーなんだけど、その奥のダークな深淵が見えないというか、薄く黒いベールをかぶったような?
ちゃんとしたミュジニーならその辺のオーラがもっとハッキリ感じ取れるかもしれない。
ちょっと若い分カジュアルで素直に飲めちゃうとこがあるみたいな?

わかりやすく上からグーで殴ってくるようで奥が見えない。
重くてジャミーで、でも暗黒深淵ダム穴みたいな。暗いのは何となくわかったかな?
ウナギが合うのはもうガチ、もはやそれしか考えられないレベル。
4万いくらとかでしたが、せめてこれくらいの値段で銘醸畑の特級が普通に飲めたらなあ。
その辺の飲むには10万コースになっちゃうもん。
そりゃきついっていうか普通の感覚じゃない。
月に1本5万開けるくらいならまだわからなくもないけれど。
毎月クロドベーズ飲んでぇ、ヴォーヌロマネの1級特級飲んでぇ、たまにはヴォギュエの若木で良いから鰻と飲むかあ、親の金で。そんな人生を送りたかったですよほんと。

いやー文句ない。
クソ美味いんだけど、ベストの状態だと濃厚フルスイングで重すぎるかも。
凄い存在感だ。特大のグーで連打してくる。これで若木とかV.V,はどーなんの?w
ブルゴーニュでこんな存在感パンチがあるのか。これは特級だなあ。
ちゃんとフランボワーズとかそんなチャーミングさも出るのよ、ゴツゴツの特大グーパンチだけど。
そして微妙に深淵は見えないみたいな。
これは絶対飲みたいシュチュエーションがあるんだけど、飲めないって言うね。
おやーこれは参った、これが5万のうちに収まるなら、安いという評価になっちゃうね。
なんつー重々しささ、若さもあるのに。

えー俺が買ったときよりめちゃ値上げしてるやんw
まあ当然、あの値段なら買い増すよ!決算セールかなんかだったの?
あーこれこの味わいでタンニンがべったりつく感じじゃないのか、べったりどころかむしろ無いほうじゃん。
凄いなこの味わいが土壌の力なのか。
これは参った、僕ミュジニー大好き説まである。

最後にコーヒー?
でもそれも甘さや酸味とも一体感がね。
紅茶に獣臭、すこしざらつく感じはあるけれど……。
とりあえず細かいとこはどうでも良くて、いろいろ考えたうえで総体的にノックアウト。
あとはこういうブランデー感発酵感みたいなのがグランクリュっぽさなんかなあ。
抜栓の時間とか、もっとほかの地域品種も飲んでみないとも何とも言えないけど。

こうなるとルイ・ジャドのクロサンジャックとかボンヌマールとかよかったんだろなって気がする。
黒い感じ、あとはかなりたっぷり酸の感じ。
出汁というのとも違うけど、そういう味わいがあるのか?
不思議とピリピリ感も。















2 Comments

みりん says...""
いやあ、良いワインに当たったんだなぁという時の日誌係さんのレヴューは読んでいて楽しいですね。
喜びが伝わってきてこちらまで嬉しいです(笑)

私達は、敢えて言うなら、ブルゴーニュではシャンボール・ミュジニーやヴォーヌ・ロマネが好きですが、どうもミュジニーは違うんじゃないかと思って経験していないのは(妻は飲んだ事が有るかもしれませんが、好みでないと忘れていたりするので・・・)まさに日誌係さんが書かれているような黒い感じがすると色々な情報から判断しての事で、このワインも、恐らく典型的と言われる範疇のチャーミングなシャンボール・ミュジニーとは異なり、ミュジニー寄りなのかなと想像されます。

また、若木だからまだこの感じで、V.V.だと・・・という日誌係さんの予想も当たっているような気がします。 もしかしたら、ミュジニーの適切に長期熟成されたものは本当に日誌係さんの好みなのかもしれませんね。すごい時間かかるようですけど・・・。

新世界の有名なピノなのですが、恐らく樹齢が上がった事で好みでない方向に濃くなってしまったのが感じられて、飲まなくなってしまったワインが私達には有ります。こういうのも趣味として長く楽しんでいると感じられる事で、ワインを長期に渡って嗜む面白さの一つなのでしょうね。

非常に興味深い瞬間に立ち会わせて頂いているようで、我が身を振り返りつつ、いつもながら楽しませて頂いています。各方面への視野を広げつつのナイス・レヴュー、これからも楽しみにさせて頂きます。
2021.03.09 20:11 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"

このクラスになるとどうしても外さないでくれえ~という祈りの気持ちが強くなりまして。
不安要素がある分、当たるとどうしても喜びが文面に出てしまいますね(笑)

シャンボール・ミュジニーの可憐さみたいなものとは随分違う気がしますね。
高頻度で飲みたいようなワインではなく好き嫌いもありそうですが、個人的には割と好みでほしくなる時がありそうだなという気がしました。
まあ飲む機会はそうそうないでしょうが……。

あーなるほど、新世界のもので樹齢が高いもので濃すぎて外れというパターンがあるんですね。
確かに僕も一度、高樹齢が売りのワインで全くハマらないものがありました。

日本酒もカプを飲まなくなったりするようにワインの好みも移り行くものでしょうね。
まだまだフレッシュな気持ちで楽しめるのはありがたいです。

2021.03.09 21:17 | URL | #- [edit]

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