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日本酒感想日誌

菊鹿シャルドネNV

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熊本県北部、菊鹿町。
国産ではかなり有名なワイン。

NVとなっていますがスパークリングではなくって、ステンレスタンクを使いフレッシュに仕上げたシャルドネと1年樽で寝かせた柔らかく深みのあるシャルドネをブレンドして造っているんだそうです。


さてさて。
淡い色。ムルソーみたいとか書いてあったけど本当なのか?
香りは酸っぱすぎる感じではなく好ましい。白桃やリンゴ、ライムやグレフルに白い花。うっすらと香る樽系のニュアンスから続いてくる蜜っぽさの静けさ、きれいさ。

これはアリですね。
雰囲気が良い。
やや冷たいようなバニラ系の香りがスーッと綺麗に入ってきて、そこから蜂蜜がくる展開が良い。
その程よい冷涼さみたいなものが心地よく、山の朝の甘い空気を吸うみたいな感じもとても良く、最後は適温であればある程度しっかり蜂蜜としてきます。
国産なのでどうしても濃さという点では勝負できないところもあると思いますが、必要なニュアンスは出しつつ、少し淡いのを上手に活かした仕上がり。
ほんのり甘く、けれどもワイン党の人が飲んでも甘ったるいと感じるほどではない。

すーっとしっとり、ちょっとサラサラ、とろみも凄くあるわけではないですがある程度好のましい重量感、スローさ。
もちろん酸味もきちんとあってリンゴのシャキッとしたような感じに、ほどほどに塩味やミネラル的なストラクチャ、液体としての輝きもあります。

非常にバランスがいい。
こういうワインが国産で3000円で売っているのは素晴らしいと思う。そりゃ人気だよね。
ただすっごいアロマティックで~みたいなワインではなくて、細かいとこのニュアンスで魅せるワインがこれだけ人気というのはワイン界のレベルの高さではあるわな。いつまでたっても成長しない日本酒界とはちょっと違う。


白桃、リンゴ、ライムやグレープフルーツ。
白い花に少し白い胡椒のようなものも感じるか。
そこにうっすらとバニラリーな樽感に、蜂蜜っぽい甘みが馨しい。

すっきりめの味わいではあるが、控えめな中に各要素バランスよく整っているのが秀逸。
またただやたらに酸っぱいとか甘いとかでもないし、凡庸にさっぱりスッキリなだけでもない。
その辺の微妙なとこが飲み手が感じられてるのがレベル高いよね。
少しシャープでドライさが出るような瞬間を切り取ると、キリっとした日本酒に近いようなニュアンス感もあり、もしかしたら海外の人が飲んだりするとそういうのがティスティングコメントに入ってくるかもしれない。

うんうん。
ほんのり甘やかでフルーティでスッと飲める水、でもきちんと必要十分な存在感。
気合入れて飲むようなワインではないかもしれませんが、デイリーで飲める価格帯で、バランスが良くて細かいニュアンスや質感がきちんと備わっている。
気兼ねなくなんでも合わせて行けると思いますよ。
お家で少し良い素材を買って料理してみたり、あるいはホームパーティ的にお寿司を取ったりしてみても。



2 Comments

みりん says...""
ああ、これを飲まれましたか。セレクション小伏野の10年熟成させた物がムルソーのようで素晴らしかったという話もあり、興味はありました。
セレクションとかはもう本当に入手困難なようですね。入手難でなければ飲んでみたいところですけど・・・。良いワインが入手難になるのは市場が健全な証拠なので好ましいですが、ワイン系にはまだまだ知られざるとか次に期待できる物があるので、頼もしい限りです。

熊本と言えば熊本酵母のメッカなので、個人的にはもうちょっと大吟醸で熊本の蔵に頑張って欲しいと思っていますが。
2021.04.15 13:26 | URL | #- [edit]
日誌係 says..."Re: みりんさん"


人気があって入手が大変なことだけが残念ですね~。
レギュラーのこれも普通に売ってはいますが、どこもすぐに売れてしまうみたいで。

そんなに期待していないというのもありますが、この価格であれば良いと思うので機会があればぜひ。
ワインは国産に限っても意欲ある造り手が多いなあという気がします。日本酒も新規参入を開放すればビールやワインのように活気が出ると思うんですけどね。

熊本の日本酒というと最近見るのは花の香や亀萬でしょうか。
本家の香露を10年以上飲んでいないので久しぶりに飲みたいとは思っているのですが、それほど期待は出来なさそうですね(笑)
2021.04.15 13:52 | URL | #- [edit]

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