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日本酒感想日誌

七本鎗 無有 生もと木桶SP

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no.1552
rice & polishing ratio:玉栄60
grade:純米(non alcohol-added)
ABV:16%
yeast type:詳細不明
vintage:2020
shipping date:2021.4
pressing date(上槽日):2021.3.7
processing:生もと仕込み、木桶仕込み、生原酒
other:全量農薬不使用米
advice:You don't have to drink this.


無有(無農薬栽培米)の木桶ver,ということなんでしょうか。
無有も速醸と、2018から生もとver.があるらしい。
昨年飲んだ無有も良かったですし、今年飲んだ木桶の木ノ環も良かったので期待しています。
ここの生もとは酵母を使ってるのかどうかはちょっとわかりません。

ちなみに米についていうと契約栽培のようなお米を22ヘクタールも抱えていて、全量と行かなくても8割ほどは蔵のある長浜市産で賄っているようです。
せんきんとかがそんな感じだったけど、田んぼ余ってるしやろうと思えばそれくらい出来るんだな。
それくらい儲かる商売なんだろうけど。


それは置いといていただきます。
甘いお酒ではなくややドライめに仕上がっているのは無有シリーズの木桶ということですね。木ノ環はけっこう甘く仕上げていたので。
少してろっとしたような柔らかくてふくよかなボディで、酸もそういった質感を踏襲しているように感じますが、ブライトさを感じる瞬間もありなかなか複雑です。
甘やかな乳酸っぽさ、やや穀物的なニュアンスもあるし、柑橘にやっぱ少しタニックなのがいい具合。
そこにほんの少し甘みや旨味を溶かして、甘じょっぱいような味わい。

ほんのりとウッディな渋さやカラフル感。
ソルティ、塩味を強めに感じながら、適度にピピっとフィニッシュのアクセントはあります。
嚥下するところから余韻が面白くて、木から少しグレフルみたいなニュアンスがあったり、咀嚼した水っぽいお米の旨味が感じられたり。
全体に感じる少し掠れた様なタニックなものは木桶なんでしょうけど、低精白、無農薬……その辺がどれくらい関係してるのか。


相変わらず上手でいいなあと思います。
直近でいうと田村の木桶うすにごりが同じジャンルの商品だったわけですが、あれが失敗ぎみであることを考えるとこれはやっぱ上手なんですよ。
かなり個性的な味わいなんですが、ちょっと甘みを残してあったり、全体にふんわりとしてたり。飲めますから。

無有の木桶バージョンって感じですので、火入れして寝かせてって感じじゃないでしょうか。
なので今これを飲む必要があるとは思わないですが、最近七本鑓熱が僕の中で高まっていたのでやってみました。
これを飲めとは言わないけど、なんか気になったのがあったら七本鑓はおすすめです。
琥刻もやりたいんだよな。


でも良いなあ~色んな方向性が見えるというか。
仄かにふんわり何とも言えない甘い果物感もあるので、淡くしてそっち行くとかね。
酸味からソルティな感じでちょっとチーズっぽくもあるのはなんでこうなってるのかわかんないけど、こっちに振っても面白そうだし。
最終的にどういう表情をピックアップして商品ごとに造り分けていくのか楽しみ。

いやいやでも纏まってくると良いな。
果物的な甘やかさもけっこうあって、そこに妙にソルティなチーズ酸と、タニック具合。
最後なんかサッと涼やかさも感じるような。面白いと思います。












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