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日本酒感想日誌

九平次 黒田庄町田高2018

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no.1564
ABV:16%
vintage:2018
shipping date:2020.11
advice: (If you don't know the true value of KUHEIJI),you should drink this.


九平次なんですけど、2010年から兵庫の黒田庄というところで米造りをしていて、結果ここにもう一つ蔵をつくるらしいですね。
ですのであくまで醸し人九平治ではなく、久野九平治本店という名前で出していて、まあそのうち本格化したらまた変わってくるのかもしれません。
これはだいぶ前から出荷していてワインとセットで出したりしてたやつですね。

黒田庄町、田高(たこう)産の山田錦で16度とこいうこと以外はスペック不明です。
その代わりテイスティングコメントやヴィンテージについての話はWEBに掲載していて、その辺は先入観を持ってほしくないとか意味不明な理由でスペック非公開にしているバカ蔵とは違います。

コルク栓も良いと思います。
栓ならともかくスクリューキャップはやめてほしいな~横にすると漏れたりするくらいだから密閉性はお察しのような。
世の中には日本酒の栓はクソなのでコルクに付け替えて貯蔵しているようなバーもあるくらいです。
まあ本当のところどうなのかというのはちょっとわからないんですが、多少なりとも行き届いた蔵は少なくとも栓に変えているみたいですよ。


九平次さんはワイングラスで飲めといっていると思うので(たぶん)、とりあえずモンラッシェグラスとザルトの大きいので。

とろーっとして、少し色づいた外観。
香りは嫌な感じは皆無で期待できそう。
何とも言えないところなんですが、変にカプっぽさもなく、かといって熟成の重い感じもなく。
少しフレッシュ感があってラムネっぽいというか、極抑えめにリンゴとか桃とかバナナにふんわり熟成のバニラ系みたいな。まあお師匠筋なので当然ですが、澤屋の少し寝かせたものをイメージしてもらえば。
あとは香りからミネラル感ははっきりと。


味わいはどうでしょう。
そんなにスケールが大きいという印象はせず、小ぶりにまとまっている。
味わいが強くてうるさい感じではないです。
少し塩味というか、甘じょっぱいような味わいに、少しガスが溶存していてさらにミネラル感が奔ります。
あー余韻に残る甘やかさなんかはエレガントで好ましい。

クリアーで程よくタイトなラインだけど、表面は少しふっくらしているようなイメージでしょうか。
酸味なんかはシトラスのようなニュアンス感で細めに絞ってあるようだけど、ここから広がってきそうな感覚もある。
ほろ苦さはガスとかの影響も大きいだろうし、ミネラリーなところで少し乾いた石灰のような収斂味みたいなのがあるんですね。


とりあえず悪くない。
これがベストで、あるいはかなり高い水準で完ぺきにキマっているボトルとは思わない。
けれども必要な要素としては僕が思うある種のきちんとしたレベルの高い日本酒の要素は備えている。
九平次は個人的な印象としては良いのは良いんだけどバラツキがあるので、その辺は何とかしてほしいなーと思うんですがとりあえずこれは合格ラインにはあると思いますし、世界的なレベルで見ても決して高いと思わない、これくらいは自国のお酒であっても適正な価格じゃないでしょうか。

少し舌に絡むような密度が出て来て、この辺はやはり上質ですね。
お米の味わいの凝縮感みたいなものも感じると思います、ワインのわかりやすい果実味とか凝縮感とは違うので難しいけれども。
やはり塩味で甘じょっぱいが、収斂味やほろ苦さは奥行きを与えているし、思った以上に酸味の表現が良い。
全体の存在感としてはやや弱いと言わざるを得ないが、ミネラリーなとこから甘美なニュアンスが出てくるあたりや、繊細にビビッとしたキレ味なんかも秀逸で、ちょっと出てくるようなペッパリーなスパイス感も悪くない。
エレガントさとか鮮烈さはある程度ある。


合格です。
九平治がどういうものかっていうときに、飲んで損はない。
カマルグとかもすげーってときもあれば、外すときもあるのでその辺だけがなー。
ワインスタンダードを持ち込むなら、出来に合わせた価格設定とかもやってほしい。

あとこういう味わいってやっぱ無いので偉大な存在ですよね。
ヴィジョンとか含めても、少なくとも先行してる以上は新政の佐藤さんよりは評価されるべきじゃないの。


あとこれ某ブログでアルコール度16%が原因の苦味って言ってますけど、ほぼ嘘ですね。
意味が分からない、他の16度の酒はどーなるん?15度の酒は苦みないん?いや絶対あくまで他の要素との兼ね合いやろ。
あのなんとかインフィニットスクール通ったみたいな人他にもインスタでみたりしますけど基本的にちょっと頭おかしいの。
そんなんわかるなら酒つくるか、酒造メーカーに就職でもしたら?
つーかそんな簡単なら誰でもワインで大儲けできるので。百歩譲って言うとおりだとしてその上でさらに細かい感覚的なところに何を感じるかだろうと……。


2日目。
まあやっぱり澤屋系(だからこっちが本流だってw)。
昨日に比べじんわりと重めにミネラル感がいい具合。
香りはカプが出てきたような気はするけど、まあそこまで気になるほどじゃない。
あーでも結構カプ感じるな、黄桃みたいな感じで。
基本的に極めてキレイなのは間違いなく(かといって味が無いわけでもなく)、まだまだ寝かせて大丈夫でしょうし、今後の出荷でもそれなりに安心して買えると思います。そこは本当にポジティブな情報ですね。









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