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日本酒感想日誌

松の司 ブルー 西出

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no.1573
rice & polishing ratio:山田錦50(竜王町山之上西出)
grade:純米大吟醸(non alcohol-added)
ABV:16%
yeast type:9号
vintage:2020
shipping date:2021.5
processing:火入れ
other:日本酒度+2、酸度1.3
advice:-


今年はそんなに意地になってやる気はないんですがぼちぼち。
橋本は今の段階ではスルーして、山面ははじめてだから買うかな。
これは君嶋屋の情熱シリーズで、今年はブルーの山之上、の中でも西出という地区のものになるそうです。お米に合わせて酵母だけいつもと違う9号。詳しくは下記引用をどうぞ。


赤土と砂礫が混ざり合った土壌の丘陵地で竜王町の中でも特に個性的。長い年月をかけて山から琵琶湖へ河川の洪水などで運ばれた土砂(花崗岩などの砂礫)によって形成された丘陵地で山と平野部の臨界地。耕作年数が浅く微生物や雨風による風化の影響が少ないことで土壌の鉄分がそのままの分子状態で残存した赤土が混ざっています。この土地は砂礫で形成されている為、水はけに富み丈が短く硬質でシャープな質感の米が育ちます。鉄分の多い赤土からは収斂味というテクスチャーが感じられます。通常、土壌別シリーズは金沢酵母を使用し醸すところを、この硬質で強い収斂味を活かすために芳醇で包容力のある協会9号酵母(熊本系)を使い特別に醸造しました。芳醇な香りとふくよかさ、凛とした品格のある純米大吟醸に仕上がりました。




あら良いじゃない。
熊本系でマスクメロンのような、ともすると静岡吟醸っぽいような味わいが第一感。
潤い感と控えめで程よい甘み。そこにやや数字よりは感じるかなという酸味があって、そのあたりからさらに収斂味へというような展開。

ただその辺もパッと軽快なパウダリーさ、金気みたいなのは割といつもの松の司っぽい感じでもあるので、うまく処理してることもあるんでしょうが悪目立ちしないです。
寧ろ軽やかで歯切れのいいリズム感とでもいうか、気持ち大ぶりの粒子感で気持ちのいいストラクチャ。

あえて気になるところを挙げるとすれば酸味が少し出るんですよね。
さらに次第に感じる甘さや香りなんかは9号っぽく少しフェミニンかつグラマラスとでもいうか。
たぶん一般的にはウケは良いとは思われますが、もう少し厳しくビシッとくらいでも個人的には良いんですけどね。
ただやっぱ最後の収斂味はややあるので、そことこういうバランスでどうですか?ということなんでしょう。

表面はふわっとしてるけど、中心は少しすいっと水っぽいみたいな。
その辺の構成や質感が微妙なんだけどだいぶ粘土質とは違うんだろうなーというのがなんとなく。
個人的にはちょっと9号という服が合ってないんじゃないかなーという気はするんですがどうでしょう。ただその辺もあえての外しだからねみたいなとこもあるので。
粘度だとやっぱりもう少し芯からムッチリ弾力をもって、一体感とふくらみが、なんて気もしないでもない。

たぶん優れたワインのテイスターであればもっと色々感じられるんでしょうけどね。
造り手も理解している人であれば山田錦っぽさと砂礫っぽさをうまい事表現して~みたいなことって凄く楽しいんだろう。
残念ながら日本酒業界は全くそのレベルに無く、非常に浅い五味レベルで止まっている人が99%ですが。


温度的なものもあるけどこなれてくるとそこそこフローラル。純大っぽいと言えばそう。
でも潤い感があって自然な範疇の果物っぽさで収まってるかな?少し酸がでるのかなーってとこがこのあたりに生きているのか。
シュパッとフラットに行くってより、最後ジンとアタックが来るからそれを考慮に入れて前半は軽快めにみたいな。
まあでも総合的にみるとうまいんだよね。好きだからなんだけど。
この辺のラストの雰囲気あたりなんかはやっぱり松の司なんだよな~。
多少表現が違っても松の司っぽいというか、その前提の上で遊べてるよね的な。
うるおい、ふろーらる、収斂。






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