【360】寿喜心 純米吟醸 五百万石 生原酒 26BY
寿喜心です。
すきごころ、と読みます。
なんともおめでたい字づら。
愛媛県西条市の蔵ですね。
家族3人を中心に年間300石ほど造る小さな蔵元さんです。
これもずっと家でやらなきゃと思っていたお酒の一つ。
今回は五百万石の生をセレクト。
福井県産五百万石50を協会18号で。
どこにも表記がないんですが、どうも酒販店さんブログによると別誂えらしく。
中汲み直汲みのSP商品らしいですがはてさて。
聞いてくればよかったな。
一緒に買った別のお酒の方の話をしていたもんで。
違ってたらごめんなさい。
タイトル表記は通常商品のものにしておきました。
立ち香はカプエチ系のフレッシュな香り。
しかしやや線が細く品の良さがあります。
やはりメロンやブドウといったところに、やや柑橘の酸があってリンゴっぽくも。
果物の蜜を感じさせるような甘さ?
含むと……とにかく優美。
すこし淡いけど深い果実様の甘みがキラキラの酸をまとってつーっと一筋に流れます。
こりゃおいしい!
透き通るような酒質に、しっとりとした舌触り。
絶妙の甘酸バランス、にうっとりするようなノビ・ふくよかさ。
ちゃんと旨みがあるけれど全体のラインを損なわず、主張せず。
少しだけ淡い果実の含み香はバニラのようにも感じられ。
ふわりと膨らんですっと鼻に抜けます。
ほのかーな苦みのアクセントは五百万石っぽいか。
アフターは瑞々しい白桃のような。
これくっそ旨いですね。
甘い!というのも好きですが。
ちょい酸高めで、ほんとにスイスイ飲める甘口系。
淡くて上品だけどきらっきら。
すこし強めに冷やすとクリアー感はんぱない。
細かいところの質感が脱帽で、もう一口飲んだだけで丁寧な造りがわかります。
この時期の新酒とは思えない。
流石に50の磨きというか。
もしかしたらSPの質感なのかもしれないけど。
ぜひ蔵元さんにお会いしてみたいようなお酒です。
ちょっと他のもの飲んでみたいなあ。
今期もう1本やりましょう。
ただの甘口には飽きてきた、というかたに。
おすすめ度は当然★★★★★(星5つの超お勧め)です。
2日目。
いや~今日も秀逸。
とにかくエレガント。
甘すぎず華やかすぎず。
果実味と米味の両立。
たぶん食事にもあう。
いいよ~このお酒。