日本酒感想日誌

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【458】あぶくま 純米吟醸 ひやおろし 26BY

日本酒
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ひさびさの更新になりました。
あぶくまです。


菊鷹、花邑と上半期に良かったお酒を確かめるシリーズです。
あぶくまうすにごりが絶品でした。
今回はひやおろしになります。

僕はあんまりひやおろしと銘打った商品に興味がないので。
というか意図的に避けているところがあるので珍しいですね。


本当に福島は酒どころで、新酒鑑評会なんかでも躍進著しいですが。
ほんとにその中でもトップクラスの蔵元さんだと思います。
その割に知名度が低いのにはわけがありまして……。

蔵元は玄葉本店さんと申します。
ピンとくる方も多いかもしれません。
蔵元杜氏の玄葉祐次郎氏の兄は玄葉光一郎氏です。
民主党の大物代議士で、野田政権時代には外務大臣を務めました。
それくらいの代議士になると、あまり良からぬ意図でご実家のお酒を買おうという人が多いんだそうです。
そういったことを考慮して、逆にぐっと露出を減らしているようです。

あとはやはり震災の影響もあるのかもしれません。
福島県田村市、福島第一原発に非常に近いところにあります。
幸い距離が近い割に線量が低く、無事お酒造りを継続できたそうです。
おそらく非常にご苦労も多いかと存じます。



20151014_090450~01

20151014_090459~01


ながくなりました。
のみましょう。
ほんのりと甘いような吟香がたつか。

含む。
おお~これは旨い。

優しくメロンや桃といった含み香。
そしてさらりとした口どけの良い甘みが静かにゆっくりと広がります。
やさしい、上品、バニラリー。
透明感のある酒質。
静謐な中にきりりと一筋、酸が流れて心地よい緊張感を与えます。
ぎゅっと細かい粒が密に詰まったような舌触りで飲み応えあり。

甘みの奥にはしっかりとしなやかな旨みがあります。
甘旨を酸がすっと収束させて。
ほんのり上品な渋みをさらりと舌に残しつつ静かにフィニッシュ。
ほんのり辛いかなあ?
これは甘口派の僕にとってもいい辛みです。


ああ~旨いなあ。
ひとくち飲んだときの甘みもいいんですが。
飲み進めるうちにじわりじわりとほっこりしつつ少し枯れた風合いの旨みが。
めちゃ旨い。



これは本当に期待を裏切らない出来でした。
同じ銘柄だな、というのがわかります。
旨みを感じさせつつ、嫌な風味なく。
ちゃんと甘やかで、質感も高い。
そんなお酒。
完璧です。

写楽?わらかすな。
飛露喜よりうまいぞ。
割とマジで。
ほんと福島は美味しいお酒多いです。
個人的なおススメはあぶくま、一歩己、廣戸川とか。


しかし今みかえすとうすにごりの記事よくかけてるなあ。
このお酒でも感じるニュアンスを正確に取り上げています。
みればみるほどそのまんま。
自分だからわかるのかもしれません。



2日目。
含み香が良い。
昨日より甘酸っぱくチャーミング。
一方で辛い。
かなり辛いキレ。
ズパッと一刀両断です。
これはこれで。

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